図 顔認知モデルによる顔変形度に伴う顔認知精度の変化。A:ホーリスティックモデルでは、顔認知の精度は同一面位置・正立顔条件でもっとも高く、異なる面位置・倒立顔条件でもっとも低く、異なる面位置・正立顔条件と同一面位置・倒立顔条件では顔認知の精度はそれほど変わらない、B:HMAXモデルでは、同一正立顔と変形正立顔条件では経験値があまり変わらないので類似した精度となるが、同一倒立顔条件では悪くなり、変形倒立顔条件では大幅に悪くなると予測、C:独立過程モデルでは、同一正立顔、変形正立顔、同一倒立顔、変形倒立顔条件の順に顔認知の精度は段階的に悪くなると予測(Wright & Barton 2008)